【Around30】庭付き一戸建てを夢みて、会社を辞め佐渡島に移住
思い立って半年で佐渡島へ
そんなことを考えていたある日、ネット上で偶然、地域おこし協力隊の募集を見つけた。履歴書など、必要書類をすぐに用意した。とんとん拍子で話が進み、思い立って半年もしないうちに、斎藤さんは協力隊として佐渡市で働いていた。 地域おこし協力隊は、長くて任期が3年。斉藤さんは「今、いくつも動かしているプロェクトがあり、とても残り2年では終えることができない」と話す。斉藤さんは移住の原点となった「庭付き一戸建て」の夢を追いながら、協力隊の任期終了後も、佐渡市のために働く日々を続ける覚悟だ。 実は佐渡市には、将来を約束したパートナーと一緒に移住してきた。彼と進めるプロジェクトの実現も、早くとも2020年までかかるという。東京オリンピックの熱狂が収まるころに叶うという、2人の夢。4年後にはその夢のつづきが聞けるというから、今からその日が待ち遠しい。
◆斉藤千里(さいとう・ちさと) 1988年7月28日生まれ。27歳。埼玉県出身。地域おこし協力隊佐渡市佐和田地区担当。明治学院大学卒業後、東京都内のPR系コンサルティング会社を経て現職。海が近くにある庭付き一戸建ての家を夢見て、新潟県佐渡市に移住。趣味はサーフィンとキックボード。昨年ジョギングを始め、マラソン大会出場が直近の目標。佐渡市地域おこし協力隊 活動ブログ (文・山田恵介/THE EAST TIMES)