「ユニクロ」の永久定番名品「ジーンズ」の歴史に迫る。誕生から90年代の注力まで!
ユニクロの定番として90年代から注力
1984年に広島市からスタートしたユニクロ。ユニセックスなカジュアルファッションの店ということもあり、仕入れ店舗の時代からジーンズは主軸となるアイテムだった。1998年にフリースが大ヒットして原宿に出店し、ブランドとして知られるようになった翌1999年。「ユニクロはなぜジーンズを2900円で売ることができるのか」という文字だけの新聞広告を出して話題を呼んだ。 【写真】ユニクロの永久定番名品「ジーンズ」の歴史、ディテール、着こなし画像をもっと見る!
当時、デニムブランドの定番ジーンズは7~8,000円ほどだったので、2,900円のジーンズはインパクトがあった。しかもこの広告には「ユニクロのジーンズは13.75~14.5オンスの国産デニム100%。厳選したデニム用のアメリカ綿を中心にブレンドし、ピュアインディゴを使って伝統的な『ロープ染色』の手法で染め上げ、縫製、加工までを自社で管理しています」と、製法が詳細に記され、ユニクロのジーンズが高品質であることをアピールした。
実はユニクロは1998年から、広島県のデニム専業メーカー「カイハラ」と生地製造・開発でタッグを組みはじめていた。「カイハラ」は備前絣の産地として栄えた福山市で、1893年に創業した老舗繊維メーカーだ。1960年代後半から絣で培った技術を生かしてデニム生地をつくりはじめ、1970年に日本初のロープ染色機を完成させてデニム専業メーカーへと舵をとった。1991年には国内で初めて紡績・染色・織布・整理加工とデニム生地製造の一貫生産体制を確立。
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