【札幌で声を聞く街録イレブン】きょうは…ふるさと納税!人気ランキングに“異変”も?世相反映
STVニュース北海道
(宮永キャスター)「これから年末にかけて“ふるさと納税”の駆け込み応募が増える時期。みなさんはどんなものを求めてふるさとの納税をしているのでしょうか?」 駆け込み応募が増える時期“ふるさと納税”はやっていますか? (宮永キャスター)「ふるさと納税は?」 (札幌在住の人)「やっていないです。まだ仕組みを知らないのが大きい」 (宮永キャスター)「やっていない理由は?」 (恵庭在住の人)「どうやってやればいいか分からなくて…」 ふるさと納税は、本来収めるべき税金を自分が選んだ自治体に寄付によって前払いし、その年の所得税や翌年の住民税が還付・控除される仕組みです。 また、納税額の3割にあたる返礼品を受け取ることができます。 自己負担額が2000円ということで、実質2000円でお得に返礼品を手に入れられるというメリットがあります。 2023年度は寄付金が1兆円を突破するなど、その市場は年々大きくなっています。 (宮永キャスター)「ふるさと納税やっていますか?」 (東京都在住の人)「めったに食べられないもので宮崎産のキャビアを見つけて。キャビアとか普段食べられないものを手に入れられるかなと頼んだ」 (宮永キャスター)「どこの返礼品を?」 (札幌在住の人)「道東のエンペラーサーモン」 (宮永キャスター)「海鮮などの食べ物を?」 (札幌在住の人)「そうですね、多いですね。あとはコメとかウナギ、サクランボ」 (宮永キャスター)「どこに寄付を?」 (札幌市在住の人)「私(弟子屈町)と夫(上富良野町)の地元や、あとは子どもたちがフルーツが好きなので、福岡県のイチゴを頼んだ。地元にいたときは知らなかったけど(弟子屈町には)シイタケや摩周ポーク、牛肉、海鮮系もたくさんあった」 ふるさと納税の返礼品で人気なのは、やはり「食」に関するものですが、ふるさと納税の仲介サイト「さとふる」の調査では、2024年1月から10月までの年間の人気返礼品ランキングに異変が起きていました。 人気1位は6年連続で紋別市の「ホタテ」でしたが、「トイレットペーパー」や「ティッシュ」の日用品がトップテンに入りました。 (恵庭在住の人)「生活でやっぱり消費する。そういったものがあると嬉しい」 (札幌在住の人)「北広島のエスコンの観戦チケットがもらえるとかはいいですよね」 (宮永キャスター)「狙っているものは?」 (札幌在住の人)「美容商品が結構あるというのをお友達とかに聞いたので見てみようかなと」 「さとふる」によると、物価高の影響で返礼品に日用品を選ぶ人が増えたということです。 また、2024年8月にはコメ不足の影響で、返礼品の検索ワードとして“米”が急上昇したということです。 ふるさと納税による2024年度の所得税への還付と2025年度の住民税の控除の対象となるのは、12月31日までとなっています。 地元や地域の魅力を再発見する以外に、物価高をうまく乗り切る1つの方法として、ふるさと納税を活用してみてはいかがでしょうか?