５年ぶりに舞台主演する松村龍之介

　俳優の松村龍之介（３０）が、９日開幕の舞台「権乱業火～忠心と反心と～」（１２日まで東京・中野のザ・ポケット）で主演を務める。「斬劇『戦国ＢＡＳＡＲＡ』天政奉還」（１９年）以来５年ぶりの舞台主演になる。 　国の火消し機関「業（ごう）」によって振り分けられた３つの階級。都の大きな火事の消火にあたる火消しの世界を描く。 　都火消（とびけし）の烈火組若頭役の松村は「烈火組だけでなく、座組全体を引っ張っていけるよう精進します。昨年から続くシリーズに花を添えられるよう、熱量を絶やさず、かつ丁寧に」と気合十分。初主演舞台「残響のテロル」（１６年）から心身共に成長。「出演者全員が、劇場に収まりきらないほどの力強さと熱さを持って臨んでいます。火消しは日夜、火の鎮火に追われておりますが、鎮火すべき炎よりも熱く燃えたぎる演者たちを体感してほしい」と呼びかけた。 　共演の女性アイドルグループ・Ｂｅｔｙの宮内桃子（年齢非公表）は「毎回魂が震えます。演じ終え、他の役者さんのシーンを見終わった後、心が自然と熱い気持ちになる。皆さまの心に刻まれる作品になることを願っています」と話した。 　◆松村　龍之介（まつむら・りゅうのすけ）１９９３年１２月２８日、岩手県出身。３０歳。２０１３年芸能界デビュー。同年明治座「巴御前」で舞台初出演。１４年舞台「戦国ＢＡＳＡＲＡ３―咎狂わし絆―」の真田幸村役抜てき。１９年テレ朝系「仮面ライダーゼロワン」に出演。２０年映画「ＢＬＯＯＤ―ＣＬＵＢ　ＤＯＬＬＳ２」に主演。趣味はフルマラソン。１７５センチ。