「実力不足がピッチで出ただけ」イラク戦で自分のサイドから2失点、菅原由勢が悔恨「もっと対策できた」【アジア杯】
「全てをかけてでも、日本に勝ちたいのは伝わってくる」
日本代表は1月19日、アジアカップのグループステージ(GS)第2節でイラク代表と対戦。5分に先制されると、45+4分に追加点を献上。90+3分に遠藤航のヘディング弾で1点を返したが、反撃もそこまで。1-2で敗れた。 【PHOTO】日本代表のイラク戦出場16選手&監督の採点・寸評。全員が及第点以下の厳しい評価。最低点は守備者の2人 2失点はいずれも右サイドを崩されて、最後は敵FWアイメン・フセインにヘッドで仕留められた。 試合後、右サイドバックでフル出場した菅原由勢は、1失点目を次のように振り返る。 「あまり良くない時間帯の失点で、もったいなかったです。スローインからの流れで、ボールが右に流れてきて。インサイドのランニングがあり、そこに走ってくるのは分かっていました。 そうなる前に、スローインのところでどういう守備の仕方をするか、もっと対策できましたし、ボールが来てからも、間合いももっと寄せられました」 2失点目は、相手の左SBアフメド・ヤヒヤが、菅原を振り切った後に上げたクロスがアシストになった。23歳DFは苦戦を認める。 「相手は120%の力でやってきているし、僕らもそれ相応の準備はしてきてましたけど、シンプルに相手が上手だったのは間違いないです。だから、やられました。あとは自分の実力不足がただピッチで出ただけ。そこは自分の責任だと思います」 FIFAランキングでは、日本の17位に対し、イラクは63位。初戦で4-2と勝ち切ったベトナムは94位。相手は日本を“格上”と見なして、全力でぶつかってくるはず。簡単な試合にはならないだろう。 「僕らでいうワールドカップに出場しているような感覚で、相手は試合をしているというか。一つひとつのモチベーションの高さだったり、そういったところは感じるし、全てをかけてでも日本に勝ちたいっていうのは伝わってくる。そういう相手に対してどういうサッカーをするのか、どういう振る舞いをするのかは大事です」 もちろん、このまま終わるつもりはない。ノックアウトステージ進出をかけたGS最終節のインドネシア戦に向け、「もう一度、自分がやらなきゃいけないことを整理し、自分がチームのためにできることを考えながらやりたいです」と前を向いた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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