RIZIN2回目の参戦となる井上雄策

「RIZIN.46」（4月29日、東京・有明アリーナ）の前々日インタビューが4月27日、都内で開催された。 　RIZINには昨年10月の「RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA」以来2回目の参戦となる井上雄策（リバーサルジム川口REDIPS）は「秘策はあります！」と断言した。 　井上は今回が2022年大晦日以来のRIZIN参戦となる“ブラックパンサー”ベイノア（極真会館）と対戦する。ベイノアは元RISE王者ではあるが、現在、キックボクシングとMMAで4連敗。現状を打破すべくアメリカで1年間の武者修行を行い、3月に帰国したばかり。 　井上はベイノアについては「やはりキックのチャンピオンですので打撃がすごく強い。この1年間アメリカにわたってMMAを練習してきたが、誰にも分からない部分が多いので未知の部分が多いという印象」、試合についても「本当にふたを開けてみないと分からない。やることは自分は変わらない。精いっぱいやるだけ」、またベイノアの言う「格闘技は押忍」という意味も「分かってないです。誰も分からないですよね」と分からないことだらけ。

須藤元気氏から秘策を授かったという井上

　しかし「秘策はあります！」と断言。これは高校の先輩で現在、東京15区の衆院補選に立候補中の須藤元気氏と会って「“秘策を教えてください”とお願いして格闘技の技をいくつか教えていただいた」とのこと。 　また試合については「今回の試合は意見が分かれている。“ベイノア相手では井上は厳しい”という意見と“井上だとベイノアは厳しい”という方もいて勝負論があって面白い。自分もどうなるか分からない。迷いや怖い思いはなくて、ベイノア選手は人気がありますし、キックの実績もありますし。ただやりたいという気持ちしかなかった」などとも語った。 　 　またベイノアのベールに包まれたままのグラウンドテクニックについては「どうなんですかね…。全く…」と絶句も「どのシチュエーションになってもという形で練習はしている。どういうシチュエーションになっても自分のやることをやる。これは普段から基本的にそう。相手の動画とかは見るけど見過ぎてとらわれてはよくないと考えているので、参考までに見て自分のやれることを100％出すスタンス」などと特に問題はないよう。 　RIZINにおける目標として「そこを目指さないと意味がないと思っている」と語ったうえで「ライト級はそこまで人数は多くありませんので、ぽんぽんと上がっていけば近いところにある。そこを目指して頑張っていきたい」とライト級王座への挑戦を掲げた。