新007と噂されるアーロン・テイラー=ジョンソンに、先輩ボンドが太鼓判「彼にはセンスがある」
映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でダニエル・クレイグが007役を卒業して早3年。次の007役が誰になるのか、ますます注目が集まっている。今、有力候補だと言われているのは映画『ブレット・トレイン』に出演してたアーロン・テイラー=ジョンソン。彼は今年夏に全米公開されるマーベル映画『クレイヴン・ザ・ハンター』の主役にも抜擢されている。新聞「サン」によるとすでにテイラー=ジョンソンの元には出演契約書が送られているとか。
でもテイラー=ジョンソンはこの報道に対してノーコメント。最近のインタビューでも007役の最有力候補だという噂について聞かれると「僕が話せるのはみんなに見せ、話すことになっていることについてだけ。つまり(新作の)『フォールガイ』と『Nosferatu(原題)』、『クレイヴン・ザ・ハンター』についてだけだ。そのプロモーションのためにここに来ているから」としか語らなかった。
そんな中、2002年まで007を演じていたピアース・ブロスナンが出演したラジオ番組でこの噂についてコメントした。「アーロンが007役に決まればその決定に敬意を表す」とブロスナン。「彼にはボンド演じるのにふさわしいセンスと才能、カリスマ性がものすごくある」と太鼓判を押した。
ブロスナンとテイラー=ジョンソンは2009年の映画『ザ・グレイテスト』で共演している。ブロスナンはこの作品のプロデューサーも務めたが「あの映画のアーロンはキャストの中でも最も素晴らしかった」。他の出演者、スーザン・サランドンやキャリー・マリガンが聞いたら複雑な心境になりそうだが、それだけテイラー=ジョンソンが才能に溢れていたということのよう。007を演じるにあたってのアドバイスを求められたブロスナンは「大胆に、楽しんで欲しい。ただ役を愛して、とにかくやってみるんだ。君にならできる」。
『007』シリーズのプロデューサー、バーバラ・ブロッコリは次期007はダニエル・クレイグよりも若い俳優を抜擢、ジェームズ・ボンドの若返りを狙っていると言われている。となるとテイラー=ジョンソンは適役ともいえそう。正式発表を楽しみに待ちたい。