「元気やなぁ」麻生太郎(84)、選挙戦での獅子奮迅に驚きの声…堕ちた「キングメーカー」奪還へ意欲まんまん
「これが最後の選挙だ」 先月、84歳になった麻生太郎自民党最高顧問が、10月27日投開票の衆院選挙で15回めの当選を目指す。周囲には最後の選挙だと話しているというが、意気軒昂だ。10月15日、公示日には、自身の選挙区である福岡8区でこう息巻いた。 【写真あり】美女に囲まれご機嫌の麻生氏 「昭和54年、38歳でみなさん方のご支援をいただいて、衆議院に初当選をさせていただきました。この国に生まれてよかった、筑豊に踏みとどまってよかったと思える日本をつくっていきたいと思っています」 そして、こう締めくくった。 「麻生太郎、まだまだ頑張ります!」 一方、自民党総裁選では、かつて「キングメーカー」と呼ばれた麻生氏の力の減退を感じさせる展開となった。 新総裁に選ばれた石破茂氏だが、麻生氏は対抗馬の高市早苗氏に票を入れるよう指示していたとされる。1回めの投票では功を奏したのか、高市氏は1位に躍り出たが、決選投票で「石破vs.高市」になると、一転、石破氏が大逆転。 新総裁となった石破氏を壇上で迎えた麻生氏だが、拍手を送らなかった様子は全国に放送され、その失墜ぶりが明らかになった。 とはいえ、かつて政界を牛耳ったとされる麻生氏。まだまだ衰えの兆しを見せない。 「麻生先生は、選挙戦に入るとアドレナリンが湧き出て、異常なほど気分が昂る」(自民党参院議員秘書)というが、実際、地元で出陣の第1声をあげると、元気よく街頭活動をおこなった。街宣車の助手席に乗り込むと、窓ガラスを全開にして、車の中から手を振る――そうした姿がXにアップされると、Xでは、 《今回の選挙の候補者最高齢って麻生太郎(84)?》 《麻生太郎 84才 元気やねー 同年代の人は立てない人とかも多いやろうに》 《84歳なんかよ 元気やなぁ》 など驚きの声がポストされていた。 「麻生氏は朝のウォーキングを日課にしています。酒も葉巻もたしなみますが、健康そのもの。2008年、経済財政諮問会議で『たらたら飲んで、食べて、何もしない人のぶんの金(医療費)をなんで私が払うんだ』と問題発言したほどです。逆に言えば、ご本人はそれほど健康に自信があるということでしょう」(政治担当記者) キングメーカーの座から降ろされたところで、衰えの兆しはまだ見えない。むしろ奪還へ向け、意欲に満ち満ちているようだ。