開始から多くの参加 丘の上さんぽラリー 新エリアも【長野県飯田市】
長野県飯田市の中心市街地にある店を巡る春の特別企画「丘の上さんぽラリー」が9日に始まり、開始から多くの親子連れが参加している。店を回ってスタンプやキーワードを集めると、抽選でテーマパークチケットなどの賞品が当たる。4月14日まで。 中心市街地への来訪者や回遊率を増やし、丘の上の店を知ってもらおうと、まちなか回遊促進研究会や飯田市などが企画し、今年で6回目。昨年は延べ3万人以上が参加し、応募数は過去最多だった。 60店舗が協賛し、今回は新エリアが登場。上郷別府の菓子店「ひとつぶの麦」が参加している。 抽選で東京ディズニーランド家族チケットやゲーム機「ニンテンドースイッチ」などの豪華景品が当たり、協賛店の厳選商品にも応募できる。新エリア特別ポイント獲得で当選確率が2倍になる。 10日は晴天の下、スタンプカードを持ちながら街を歩く親子連れの姿が多く見られた。京美堂人形センターでは9、10日にそれぞれ約100人が訪れ、「出だしとしては過去最高の人数」という。 家族5人で参加した同市上郷黒田の園児はスタンプを押すと「いろいろ歩けて楽しい」と笑顔を見せ、父親は「こんな店があったんだと新たな発見がある。全ての店を回りたい」と語った。 同研究会の麦島実会長は「丘の上を再発見してもらうとともに、店を回る中で子どもと大人のコミュニケーションを育む機会になれば」と話している。