【中日】板山祐太郎、ZOZOマリンの強風で「いつも以上に意識していた」学生時代からのモットー…泥くささが呼び込んだ3点
◇14日 ロッテ3―4中日(ZOZOマリン)=延長10回 中日は14日に行われた日本生命セ・パ交流戦のロッテ戦(ZOZOマリン)に延長10回の末、4―3で競り勝った。3―3の延長10回2死二塁で中田翔内野手(35)が右中間へ決勝の適時二塁打。最後を締めたライデル・マルティネス投手(27)は5年連続20セーブとなった。先発の涌井秀章投手(37)が通算500試合登板を達成。節目の記録で彩った白星をきっかけに残り2試合も連勝し、交流戦を勝率5割で終えたい。 乗ってる男が打って、走って、勝利をたぐり寄せた。5月19日のDeNA戦(横浜)以来のクリーンアップとなる「5番・二塁」でスタメン出場した板山。全4得点中3得点に絡む活躍で存在感を発揮した。 まずは1回1死満塁で初球のスライダーを引っ張った打球は二塁へのゴロ。併殺打かと思われたが全力疾走で駆け抜けて一塁はセーフとなり、併殺崩れの間に三走が生還。「ああいう1点は大事になるので」と泥くさく先制点を生み出した。 4回は先頭の細川の安打に続く中前打で好機を広げ、2点目を演出。さらに、6回の先頭で打ち上げた打球は内野への平凡な飛球となったが、風の強いZOZOマリンの特性も頭に入っていた。「いつも当たり前のことを大切にしているのですが、今日はいつも以上に意識していた」。亜大時代からモットーにしている全力疾走を怠らず、三塁・上田が落球する間に二塁まで陥れた。捕逸と二ゴロで生還。相手のミスにつけ込んで3点目のホームを踏んだ。
中日スポーツ