玖村将史が再起戦でWAKOの世界2階級制覇の強豪と対戦。「対抗戦より盛り上げる」【K-1】
「K-1 WORLD MAX」(3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館)の追加カード発表会見が2月5日、都内で開催された。 昨年9月に金子晃大の持つK-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王座に挑戦し、延長にもつれ込む接戦の末、敗れた玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)がWAKOの世界バンタム級とフェザー級の2階級制覇を成し遂げたルカ・チェケッティ(イタリア/Kick and Punch Milano)を相手に再起戦に臨むことが発表された。 玖村は「今回はRISEとの対抗戦があるが、対抗戦より面白い試合をして盛り上げたい。今は国内での対抗戦が多いが、いずれ海外の選手と対抗戦ができるように、今回はK-1代表として価値のある勝ち方をして、次につなげていきたい」と語った。 チェケッティはK-1を通じて「玖村は俺との試合を承諾するのに時間をかけ過ぎだ。きっと俺のことが怖いんだろう」などとコメントしたのだが玖村は「僕はオファーした瞬間に即答でOK出しました」と返す。会見に同席した宮田充Krushプロデューサーによると「相手からリクエストを受けて、玖村選手に投げるまでK-1の運営が待たせていただけ。玖村選手自身の返事は即答。ルカ選手が誤解しているんだと思う」とのことだった。 試合については「海外のトップファイターだと思うので、トータル的に何でもできるのかなというのはあるので油断は一切してない」と警戒。
RISEのリングに乗り込み対抗戦で鈴木真彦と対戦する金子については「金子選手が普通に勝つんじゃないかと思う。流れとかもあると思うが、鈴木選手は対策も立てやすいと思う」と金子の勝利を予想。そして「今は(金子との)4回目をやることしか見てない。そのために海外の強豪を倒して“世界一強い挑戦者はここにいる”ということをもう1回分からせる。K-1が一番を決める舞台だと思っているので、もう1回、55kgのベルトをかけてできればいいなと思っている」と改めて金子との4回目の対戦を目標に掲げた。 今回は56kg契約で相手はフェザー級でも戦う選手なのだが「いずれはフェザーでも戦いたいと思っているので、その辺の体重は気にしてない。強い選手とできたらいいなという感じ」と語り、そのフェザー級の転向時期については「55kgのベルトは絶対に獲りたいと思っているが、それが先になるか後になるかは分からない。今のフェザーの王者も勝ち続けているが、あまりぱっとしてないなという印象があるんで、上げてフェザーのベルトを獲りに行っても面白いかなと思っている」とやんわりと現フェザー級王者の軍司泰斗をちくり。 また会見の冒頭、宮田氏が「海外のプロモーターから玖村選手を招きたいという話が多く舞い込んでいる」と語っていたのだが「めちゃくちゃうれしい。これから海外での試合をどんどんやっていければいいなと思っている。(行ってみたい国は)アジア以外でお願いします。中国はちょっと(笑)。イタリア、オランダは行ってみたいです。ブラジルはちょっと(笑)」となぜか中国とブラジルについては消極的。その理由は「おしゃれな国がいいです(笑)」とのことだった。