『グレイトギフト』小野花梨が真犯人最有力? ギフトに取り憑かれた人々の物語が最終幕へ
ドラマ『グレイトギフト』(テレビ朝日系)が3月14日に最終回を迎える。「最終章」に突入したセミファイナルとなる第8話では、久留米(波瑠)はあくまで「ギフト」の元となる殺人球菌「オクトセブン」を見つけただけに過ぎず、真犯人は別にいることが明らかになる。 【写真】真犯人最有力?の奈良茉莉(小野花梨) その真犯人とは誰か、ということの前に、第8話では藤巻(反町隆史)が神林(尾上松也)から「ギフト」を送り込まれるという驚きの展開となる。藤巻は心不全を起こすが、久留米が特効薬として開発した「ギフト」へのカウンター球菌を飲ませ、藤巻はいわゆる仮死状態に。右頸部に黒いシミが現れるものの、久留米は諦めずに心肺蘇生を続ける。動物実験も行えていない、顕微鏡レベルでの実験ながら、久留米は「きっとギフトに勝てます! 絶対に勝てます! お願いしますから! 戻ってきてください! 藤巻先生!」と再び息を吹き返すことを信じた。命からがらの藤巻は、このことをきっかけにして久留米への信頼を確固たるものとする。 藤巻と久留米のコンビ「チーム藤巻」が向かうのは、白鳥(佐々木蔵之介)のいる理事長室。久留米の命が狙われたことを受けて、藤巻はすでに「ギフト」を持っていない白鳥を牽制しながら、真犯人の炙り出しと「オクトセブン」の抹消を誓う。 その真犯人についてだが、ラストに国立生命理工学研究所(生命研)の名簿に名前があった藤巻の妻・麻帆(明日海りお)はミスリードと見て間違いないだろう。第8話を観て大方の視聴者が真犯人として顔が浮かんでいるのが、検査技師・奈良茉莉(小野花梨)のはずだ。 理事長室に入ってきた真犯人を見て白鳥が呆気に取られた表情をしていたことから、彼が予想だにしていなかった人物であることが分かる。白鳥からの依頼でいとも簡単に「ギフト」の培地に成功したことなど、奈良が怪しい点はほかにも多くあるが、「ギフト」を扱うことができる検査技師であり、言ってしまえば主要キャストの中で真犯人の候補に挙げられるのがほかにいないという消去法で考えても奈良が最有力だと断言できる。 真犯人が奈良だと仮定して、白鳥と手を組んだ場合、彼の手元には「ギフト」が復活する。カウンター球菌の開発を進めるチーム藤巻の一方で、郡司(津田健次郎)の妻・佳澄(西原亜希)が暗躍。「病院内の仲良しさん」こと本坊(筒井道隆)から全てを聞いている佳澄は、「ギフト」を使って白鳥を潰すことを画策する。 最終局面で相関図は藤巻、白鳥、郡司の3大派閥に。真犯人は誰なのか。「ギフト」で皇帝の玉座に座るのは。「ギフト」に取り憑かれた人々の物語がフィナーレを迎える。
渡辺彰浩