【NBA】なぜレブロンの息子ブロニー・ジェームズはNBAドラフト2024の予想から外れた?
NBAドラフトにエントリーする資格を得る時が近づくなか、南カリフォルニア大学(USC)のブロニー・ジェームズが普段以上にスポットライトを浴びている。 【動画あり】「カレッジバスケで富永啓生ほどエナジーが伝染する選手はいないだろう」ネブラスカ大番記者が語る富永の魅力 『ESPN』のNBAモックドラフトでブロニーが2024年ではなく2025年に指名されると予想されたことに、父親であるレブロンが2月26日(日本時間27日)、X(旧ツイッター)で反応したのだ。 レブロン・ジェームズは「みんな頼むから、とにかく子どもらしく、大学バスケットボールを楽しませてやってくれ」と投稿した。その後、投稿は削除されている。 レブロンはNBAの舞台で息子と一緒にプレイしたいという希望を公にしてきた。39歳という年齢ながらなおオールスター級のパフォーマンスを見せているレブロンの時代はまだ終わっていない。だが、2024-2025シーズンのプレイヤーオプションを破棄すればオフシーズンに無制限フリーエージェントになれるという現在の契約から、息子がプロに転向すれば一緒になることもあり得る。 唯一の問題は、USCでのブロニーの1年生シーズンが、その道に向かうかを明確にしていないということだ。
ブロニー・ジェームズのスタッツ
19歳のブロニーは昨年夏、ワークアウト中に心停止状態となり、4か月の中断を余儀なくされた。復帰後も、最初の4試合で出場時間制限があった。 調子を取り戻してからも、ブロニーとUSCにとっては荒れたシーズンとなった。チームは5勝11敗とパシフィック12カンファレンスで下から2番目の成績だ。 ブロニーは自分の力を示すために望んでいたほどの機会を得られなかった。シーズンの大半でベンチスタートになり、スーパーシニアのBoogie Ellisや、2023年の高校ナンバーワンだったIsaiah Collierの後塵を拝している。両選手がケガで欠場した時も、ブロニーはより大事な役割で輝くチャンスを生かすことができなかった。 ブロニーはボールハンドラーとしてプレイをつくるだけの自由がなく、3&D(3ポイントショットと守備)タイプの選手となった。ショットも芳しくなく、ショットクリエイトのスキルも示せていない。プレイタイムも不安定で、今季は本当にリズムをつかむことがなかった感じだ。 レギュラーシーズン残り4試合で、ブロニーは二桁得点をあげたのが19試合のうち3試合のみ。5アシスト超は4試合、複数スティールが4試合だ。複数の3P成功を記録したのは3試合だけで、いずれも2本までにとどまっている。