鈴木社長が電流爆破を被弾

GLEATは6月9日(日)に「GLEAT Ver.EX ～カズ・ハヤシ引退ロード in 名古屋～」を名古屋国際会議場イベントホールで開催した。 【動画】GLEAT鈴木社長が河上隆一の有刺鉄線バットに被弾 7試合は、「カズ・ハヤシ引退ロードスペシャル」と銘打たれ、カズ・ハヤシ、CIMA、田中稔 VS 大仁田厚、河上隆一、ヨシ・タツの対戦カードが組まれた。これは、7月1日に引退するカズ・ハヤシが熱望して実現した対戦で、GLEAT初の電流爆破形式の試合となる。 序盤、河上がコブラツイストでハヤシを捕えると、大仁田が河上ごと電流爆破バットを振り抜く。大爆音が轟き会場が騒然とする中、ハヤシは辛くも2.9で返す。 元アジアタッグ王者の大仁田とヨシ・タツの連携が光ると、素早く椅子の上に有刺鉄線ボードをセットし、ハヤシを捕まえたが、CIMAと田中が反撃。大仁田が捕らえられ、ダブルブレーンバスターで有刺鉄線ボードに落とされる。 そのまま田中は、大仁田めがけての電流爆破バットを振り下ろしたが、間一髪で身体を滑り込ませ大仁田に覆いかぶさった河上が背中で被弾。 終盤、大仁田が田中を狙って噴霧した毒霧がヨシ・タツに誤爆。騒然とする中、ハヤシ、CIMAのダブルバットでヨシ・タツがサンドイッチ爆破され、マットに沈んだ。 試合後、ダメージの大きいハヤシは、「大仁田さん、ありがとよ！」と感極まったように振り絞った。そして、「ボクは7月1日に、高校生卒業してから32年のプロレスラー生活を終えます。これまでやったことのない電流爆破に付き合っていただいて、ありがとうございます。大仁田さん、俺は最高のプロレス人生だよ！」と謝辞を述べた。 勝利組が引き上げようとリングを降りた後、突如大仁田がマイクを手にした。「電流爆破に反対していた鈴木社長に、身をもって体験して欲しいと思います。」と、突拍子もない発言をすると、鈴木社長を捕らえリングに上げる。 大仁田が、「河上！反目にまわるんだったら、とことんやれ！」と吠えると、鈴木社長の腹部にGLEAT所属の河上が、電流爆破バットをぶち込んだ。 河上は、「やってやったそ！鈴木！でっかい反目の狼煙をあげたぞ！まさかこんな目に会うと思わなかっただろう？今日から反GLEATで行かせてもらう！」と叫んでリングを後にした。 〈写真提供：大仁田屋〉