福島県郡山市の救急医療体制、一緒に考えませんか 10月にシンポジウム 26日まで申し込み受け付け
福島県郡山市の救急医療体制の将来を考えるシンポジウムは10月5日午後1時30分から、市労働福祉会館で開かれる。救急医療の現状に理解を深め、救急の在り方を一緒に考える。26日まで申し込みを受け付ける。定員200人で聴講無料。 郡山医師会や市、郡山地方広域消防組合などでつくる郡山市の救急医療体制の将来を考える会の主催。テーマは「けが・事故・急病になった時、あなたならどうしますか?」。 総合南東北病院の寺西寧名誉院長が「データから見る救急医療の現状」と題して基調講演する。シンポジウムは市保健所の郡司真理子所長、消防本部の野口悟救急係長、総合南東北病院救急医療担当の比留間孝広医師がそれぞれ、「市の医療提供体制」「救急現場の現状」「救急医療現場の今」と題して現状を解説し、来場者を交えて意見交換する。 参加者には救急車を呼ぶ前に電話相談できる番号が記されたマグネットシートを贈る。 郡山地方広域消防組合による救急搬送人員は増加傾向にある。郡山市の2次救急の7病院には県中地域に限らず、他の地域からも患者が運ばれ、救急医療現場の負担が増している現状がある。郡山医師会の古川明彦事務局長と渡辺勝事務局参与は「救急医療の現状を知ってほしい」と多くの参加を呼びかけた。
申し込みはウェブサイト、電話、ファクスで受け付ける。問い合わせは郡山医師会へ。 (郡山版)