トランプ氏の「口止め料」裁判、陪審員12人はこんな顔ぶれ
(ブルームバーグ): トランプ前米大統領が元不倫相手らに支払った口止め料を隠すために業務記録を改ざんしたとされる事件では、有罪・無罪を判断する陪審員の選任がニューヨーク州の裁判所で終了した。選任は困難で時間のかかる作業となり、公判を担当するフアン・マーチャン判事、検察当局、トランプ氏の弁護団が3日間にわたって200人近い候補の中から、偏見を持っている可能性があると判断された人を除外していった。除外された候補の大半は、「公正に判断できない」と申し出ていた。
トランプ氏、「口止め料」裁判の初公判に出廷-暴挙かつ迫害と主張
12人全員が選任されたが、今後も病気など特定の理由により陪審員が一部変更になる可能性は残されている。マーチャン判事は公判開始に先立ち、陪審員の氏名を公表しないとの判断を下している。
陪審員1
男性
ウェストハーレム在住。出身はアイルランド。化粧品会社の営業部門に勤務する既婚者。ニュースはニューヨーク・タイムズ(NYT)、CNN、グーグル、FOXニュース、MSNBCから得ている。トランプ氏がこの事案でどういった扱いを受けるかについて強い感情は抱いていない。
陪審員2
男性
ヘルズキッチンに妻と在住。投資銀行に勤務。NYTを読み、ソーシャルメディアでマイケル・コーエン氏とトランプ氏をフォローしている。
陪審員3
男性
チェルシー在住。出身はオレゴン州。職業は顧問弁護士。ニュースはNYT、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)、グーグルから得ている。トランプ氏に対する起訴の内容については「すごく詳しいわけではない」。「少し恥ずかしいが、あまりニュースは見ていない。だからそれほど多くの情報は持っていない」。
陪審員4
男性
ウェストビレッジ在住。出身はカリフォルニア州。職業はセキュリティーエンジニア。教師と結婚し、子供が3人。ニュースはさまざまな主要メディアから得ており、ソーシャルメディアは利用していない。