静岡県に土砂災害警戒情報 雨がおさまった後も土砂災害の恐れ 東・北日本は暴風も
今日29日(金)の午前中は東海地方を中心に活発な雨雲がかかり続けました。静岡県・天城山では午前11時までの24時間に350.5ミリの雨を観測。静岡県では午前11時の時点で土砂災害警戒情報が発表されている所もあり、地盤がかなり緩んでいます。午後は次第に雨雲が東へ遠ざかりますが、雨がやんだ後もしばらくは土砂災害に警戒が必要です。
午後は雨雲が次第に遠ざかる 東・北日本は雨がやんでも土砂災害・暴風に警戒
今日29日(金)の午前中は、全国的に雨が降り、西・東日本の太平洋側、沖縄地方を中心に雨脚が強まりました。午後はまとまった雨雲が東へ遠ざかり、西日本から東北にかけて、次第に晴れ間の広がる所が多くなりそうです。 天気は回復に向かいますが、これまでの雨で特に東海地方では、地盤の緩んでいる所があります。雨がやんだ後も土砂災害に警戒が必要。崖や斜面など崩れやすい場所には近づかないようにして下さい。 また、今日の日中いっぱいは東・北日本の太平洋沿岸部を中心に南寄りの風が強まりやすく、暴風が吹く恐れもあります。強まる風、またうねりを伴った高波にも注意・警戒が必要です。
土砂災害の前兆
土砂災害が発生する前には、前兆が見られることもあります。 ①斜面にひび割れが見られる ②異様な音・においがする ③湧き水が止まる ④濁った水が吹き出す こうした現象は、土砂災害が迫っているサインです。 また、雨がやんでもしばらくは地盤の緩んだ状態が続きます。 少しでも異変を感じたら、危険な場所から離れるようにして下さい。
日本気象協会 関西支社 小寺 啓太