上白石萌音が『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』で悪役に初挑戦!“たたりめ堂”の店主よどみ役は「演じるのが楽しかった」
2013年に刊行されるや子どもたちのあいだで瞬く間に人気を博し、シリーズの累計発行部数は全世界で850万部を突破。2020年にはアニメ映画化&テレビアニメ化、2023年には舞台化やゲームソフト化もされるなど様々なメディアミックスが行われてきた児童小説を実写映画化した『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(12月13日公開)。このたび本作の新キャスト情報が解禁され、“たたりめ堂”の店主よどみ役を上白石萌音が演じることが明らかになった。 【写真を見る】上白石萌音が青のおかっぱ&黒い着物でキャリア初の悪役を怪演! 「リング」シリーズや「スマホを落としただけなのに」シリーズの中田秀夫監督がメガホンをとり、『きみの色』(8月30日公開)も控える吉田玲子が脚本を担当した本作は、幸運な人だけがたどり着ける不思議な駄菓子“銭天堂”を舞台に、どんな願いでも叶えることのできる“ふしぎ駄菓子”を買った人々の顛末を描いた物語。銭天堂の店主である紅子役を天海祐希が演じ、原作にはいないオリジナルキャラクターである新米教師の等々力小太郎役として大橋和也(なにわ男子)、ファッション雑誌編集者の相田陽子役として伊原六花の出演がすでに発表されている。 そしてこのたび出演が発表された上白石が演じるのは、紅子をライバル視する謎の駄菓子屋“たたりめ堂”の店主で、原作でも人気の高いキャラクターであるよどみ役。相手の心の隙につけこみ、よからぬことを企んで人々を惑わせるよどみは、“人々の悪意”を集めて作った駄菓子を売り、客から悪意を吸い取りエネルギーにしている少女。真っ赤な彼岸花が描かれた黒い着物に、濃い青色のおかっぱ頭という奇抜なビジュアルが特徴的なダークな役どころだ。 自身初の“悪役”に挑んだ上白石は「お話をいただいた時はまさかと驚きましたが、原作とよどみへの愛がどんどん膨らみ、とてもわくわくしました」と振り返り、「こだわり抜かれたヘアメイクとお衣装に本当に力をもらいました。おかげさまで演じるのが楽しかったです!」とコメントを寄せている。キャスト解禁にあわせて、よどみの姿をとらえたダークなビジュアル&場面写真も解禁。まだまだ多くのことがベールに包まれた本作の“闇”の一面にも期待しながら公開を待とう! <コメント> ●上白石萌音(よどみ役) 「たたりめ堂の店主、よどみを演じさせていただきます。お話をいただいた時はまさかと驚きましたが、原作とよどみへの愛がどんどん膨らみ、とてもわくわくしました。監督はじめスタッフ・キャストの皆さんにたくさんヒントをいただき、また、こだわり抜かれたヘアメイクとお衣裳に本当に力をもらいました。おかげさまで演じるのが楽しかったです! そして天海さんとご一緒することを密かにずっと目標にしていたので、とてもうれしかったです。困っているとそっと手を差し伸べてくださる、その視野の広さと思慮深さに感動してばかりで、ますます憧れが深まりました。どんな世代の方にも楽しんでいただける作品です!たたりめ堂でお待ちしています」 ●今安玲子プロデューサー 「よどみは人の悪意が大好きで紅子と敵対する役どころです。これまで見たことのない上白石萌音さんを見たい、そして天海さんが演じる紅子との掛け合いを是非見たい、そんな想いからオファーさせていただきました。上白石さんのイメージとはかけ離れた役どころでしたが、本読みの第一声から声色も仕草もダークなよどみそのもので引き込まれました。 上白石さんの持ち前の可憐さと純真さが相まって愛すべきキャラクターとしてスクリーンに存在してくれています。青髪を揺らし草履をひっかけてぺたぺたと子どものように歩く姿、人の悪意が膨らむのを見て高笑いする姿、どれも見たことのない上白石さんに魅了されること間違いなしです!」 文/久保田 和馬