七尾市長選、一気に対決ムード 市議会でさや当て
10月20日告示、27日投開票の七尾市長選は、木戸奈諸美市議が出馬意向を固めたことを受け、市議会の現職派、非市長派の間で一気に対決ムードが漂った。18日は予算決算常任委員会の各分科会が開かれ、市議らが情報集めを進めながら、さや当てを演じる場面もあった。 現職の茶谷義隆氏を支持する第2会派・新政会や無会派の議員には「本当に出るのか」「やぐら組はどうなる」と驚きが広がった。一方、木戸氏が所属するあすなろの議員は、協力関係がある最大会派・灘会の議員らと情報共有を進めた。 総務企画分科会では、茶谷氏の選対本部事務局長に就いた髙橋正浩委員(無会派)が、委員長を務める木戸氏に「市長選出馬の報道が出た。いつまで現状の委員会の体制が続くのか」と指摘する場面があった。 灘会の山崎智之委員が「仮に委員長がいなくなれば副委員長が対応する」と助け舟を出し、分科会は終了した。告示まで1カ月余りとなり、市議の1人は「解散・総選挙の可能性もある。忙しくなる」と腕をまくった。