静岡ホビーショーが開幕、鉄道模型をスマホで「運転」
THE PAGE
プラモデルメーカーなどが出展する静岡ホビーショーが今年も静岡市駿河区のツインメッセで開幕した。会場には80社を超す企業がブースを構え、各ブースには人気の車や飛行機、戦車などのプラモデルから鉄道模型、フィギュア、モデルガンなどがズラリ。主催者によると例年7万人を超す人が訪れる。
ホビーショーへの出展企業というとプラモデルメーカーやおもちゃメーカーがほとんどだが、そんな会場の一角で鉄道模型を走らせていたZAIZEN(東京都渋谷区)は、アプリケーションなどを手掛けているIT企業。「スマホで操作可能なパワーパックを開発して鉄道模型分野に参入しました」と話すのは同社デジタルソリューション事業部課長の小林剛さんだ。鉄道模型のパワーパックとは車両を動かすコントローラーのことだ。 従来の鉄道模型は、パワーパックについたスイッチやツマミを操作して車両を「運転」していたが、最近はラジコンのように無線で鉄道模型を操作する装置が開発されているという。同社では、さらにスマートフォンを使って「運転」できるシステムを開発。同社が開発した次世代コントローラー「MFC(マルチ・ファンクション・コントローラー)」を鉄道模型に接続し、アプリをスマートフォンにダウンロードすれば、従来の鉄道模型がスマホを使って「運転」できるようになるという。 スマホのアプリにはJR東海313系電車や上田電鉄1000系などさまざまな種類の電車のバージョンがあり、選択した車両の「運転」が楽しめるほか、スピーカーにつなげば音声も流れて臨場感ある「運転」が楽しめるという。静岡ホビーショーは5月13日まで。