北陸放送

豪雨被害の復旧事業にあてられる国の予備費に合わせ、県は142億円を超える補正予算案を追加で計上することを決めました。 【写真を見る】142億円余りの補正予算を追加で計上 1日も早い復旧へ知事が専決処分 今回の補正予算案には豪雨災害への対応として、およそ142億6000万円が計上されました。 内訳は、土砂崩れが相次いだ国道249号などの道路や、氾濫した河川の復旧工事におよそ109億8000万円。 浸水した仮設住宅の復旧や、避難所の環境改善などの対応におよそ28億8000万円。 この他、災害廃棄物の処理にかかる市、町の財政負担を軽減するための基金の創設に、およそ3億9000万円を盛り込んでいます。 ■豪雨から間もなく1か月、流木や土砂の一体的な撤去など国へ要望 馳浩知事 「1日も早く復旧を進めるため、予備費に呼応した補正予算について、12月の県議会定例会を待つことなく本日、知事専決処分をした」 豪雨から間もなく1か月となる中での課題について、馳知事は、流木や土砂を堆積した場所に関わらず、一体的に撤去できるようにすることや、農地への被害が甚大なことから、生産者の所得に配慮した公共事業を展開するよう、国に働きかける必要性を強調しました。