ニュースワード「物流の2024年問題」
物流の2024年問題 24年4月から働き方改革の一環で、トラック運転手の時間外労働に法律で年960時間の上限規制が課されることに伴う問題。運転手1人が1日で運べる荷物量や距離が減ることで人手不足が深刻化し、物流停滞を招くと懸念されている。 併せて適用される改善基準告示では、1日の拘束時間も最大15時間以内(現行16時間以内)に厳格化。対策を講じなければ輸送力が30年に3割超不足するとの民間試算もある。政府は長時間労働を招いている荷待ち・荷役時間削減などの計画策定を荷主企業に義務付ける法整備も進めている。