藤井聡太竜王の防衛なるか おやつも注目! 竜王戦第6局 鹿児島・指宿で始まる
鹿児島テレビ
将棋界の最高タイトル戦「竜王戦」の第6局が、11日から鹿児島県の指宿白水館で始まりました。 ここまで3勝2敗とタイトルに王手をかけている藤井聡太竜王は、この第6局で4勝目を決めて防衛なるか、それとも勝敗は第7局へ持ち越しとなるか、注目の一戦です。 午前9時前。 指宿白水館に設けられた対局室に現れたのは、挑戦者の佐々木勇気八段です。 そのしばらく後、緑の羽織をまとった藤井聡太竜王も姿を見せました。 将棋界最高額の優勝賞金4400万円をかけて、熱戦が繰り広げられる竜王戦。 ここ指宿の地での開催は2年ぶり8回目です。 7番勝負の第6局となる11日までに藤井竜王は3勝と王手をかけていて、今回勝てば防衛成功、竜王戦4連覇達成を果たす注目の一戦となっています。 「それでは始めます」 先手は佐々木八段。 初手を指すまで考え込むこと40秒。 後手の藤井竜王は自身のルーティンのお茶を一口飲んだ後、初手を指しました。 また、注目を集める「おやつ」は…? 午前のおやつに藤井竜王が選んだのは、郷土菓子の「ふくれ菓子」と知覧茶。 昼食には、藤井竜王が鹿児島黒牛ステーキでパワーをつけた一方、食いしん坊だという佐々木八段は、海鮮丼と寿司という2人分をオーダーして午後の戦いに備えました。 11日の対局に先立って10日夜は、2人を激励する前夜祭が開かれました。 指宿特産のソラマメを使った食品や焼酎、知覧茶にいこ餅など、鹿児島ならではの記念品をたくさん受け取った2人はー 佐々木勇気 八段 「これだけ多くの記念品をもらうのは初めて。鹿児島県の歓迎の気持ちを受け取りました。竜王戦は2勝3敗と追い込まれている状態ですが、感謝の気持ちを盤上に表せるように一生懸命指したい」 藤井聡太 竜王 「対局にあたりとても温かい歓迎を頂けることをうれしく思います。さっそく温泉でリラックスしながら、2日間集中して対局に臨んで、いい将棋が指せるように全力を尽くしたい」 対局は12日までの2日制で、12日は午前11時から、指宿白水館敷地内の薩摩伝承館で大盤解説会も行われます。 今回は竜王戦ですが、将棋のタイトルは今、竜王のほかに名人、王位など全部で八つあります。 そのうち七つを今、藤井聡太さんが持っていて藤井七冠とも呼ばれます。 ちなみに2024年6月までは、この叡王のタイトルも持っていました。 今回の竜王戦、タイトルの行方はどうなるのか、注目です。
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