【速報】「感情コントールできなかった」老人ホームの職員らが高齢者12人を「叩いたりおさえつけたり」虐待行為 「事故」と家族に虚偽説明も 滋賀・野洲市
滋賀県野洲市にある特別養護老人ホームで、身体的・心理的虐待があったにもかかわらず市に通報せず、被害家族にケガは虐待ではなく事故であるとの虚偽の説明を職員にさせ、虐待を隠ぺいしていたとして、県は施設の新規利用者受け入れ停止の処分にしたと発表しました。 新規利用者の受け入れ停止の処分を受けたのは、滋賀県野洲市にある特別養護老人ホーム「野洲篠原すみれ園」です。 県によりますと、去年4月から10月にかけて少なくとも職員3人が入所する高齢者12人に対し、身体をおさえつけたり、叩いたりするなどの虐待を行っていたにも関わらず、市に報告していなかったということです。 利用者の顔や頭にはあざがあったといいますが、利用者の家族には『ケガは虐待ではなく事故が原因』と虚偽の説明を職員にさせて、事実を隠ぺいしていたということです。 この施設では去年4月にも、施設内で発生した虐待について市から行政指導を受け、改善取り組み計画を策定し、虐待があった際には速やかに市に通報することを誓約していました。 しかし、行政指導後も虐待行為が立て続けに発生し、虐待の隠ぺい行為を行っていたとして、県は施設に対して、5月1日から1年間、新規利用者の受け入れ停止の処分にしました。 職員らは県の聞き取りに対し、「感情のコントロールができなかった」などと話しているということです。