【ボクシング】アマ13冠・堤駿斗「後遺症で肺を…」 コロナ感染明かすもモレノに3回KO快勝
◇プロボクシングフェザー級10回戦 堤駿斗(志成)<3回2分46秒KO>アンセルモ・モレノ(パナマ)(2024年4月17日 東京・後楽園ホール) アマ13冠でWBC世界フェザー級(57・1キロ)8位の堤駿斗(24=志成)が元世界王者でWBA世界同級9位アンセルモ・モレノ(38=パナマ)に3回2分46で勝利。前日計量で1・6キロの体重超過の失態を犯した中、5戦5勝2KOとした。 以下は堤駿斗の一問一答。 ―リング上の戦い 「リングの上で変な感情を持ち込んだりはしていけない。全力で戦わないと」 ―体重超過の理由 「初めてコロナウイルスに感染した。後遺症で肺をやられてしまった。ロードバイクを軽くこぐことしかできなかった。後遺症が治るのに1、2ヶ月と言われた。運動で汗をかくことができなかったので、ギリギリまで、お風呂に浸かって汗を出そうとした」 ―後遺症について 「最初はせきが止まらない。風邪気味の症状も出た」 ―トレーニングもできない状況 「スパーリングもできなかった」 ―公開練習の時 「シャドーくらいしかやっていない」 ―前回は高熱で中止 「2度目(の中止)は、本当にまずいだろうと思った」 ―試合中について 「1回からガンガンいかなかった。攻め込まず、息が上がらないように」 ―負ける怖さ 「気にしなかった」 ―今後に向けて 「人として成長して、失った信頼を一から取り戻す。胸張ってリングに入れるように精進していく」