「ラグビーの聖地」菅平高原、豪華な練習試合 帝京大―明治大の熱戦、ファンら見守る
上田市菅平高原が今夏もラグビーなどの夏合宿でにぎわい、合宿中の強豪校による練習試合が連日行われている。25日は全国大学選手権3連覇中の帝京大と、今年の決勝で帝京に敗れた明治大との好カードがあり、県内外から駆け付けた大勢のファンが熱戦を見守った。 【写真】帝京大―明治大の熱戦と見守るファン
アンダーアーマー菅平サニアパークで行われた試合は、両校の赤や紺のユニホームを着たファンや保護者らが周囲の芝生から観戦。後半はかっぱや傘でしのぎ切れないほどの強い雨となったが、選手がトライを決めるたびに大きな拍手が沸き起こった。試合は31―28で帝京が勝った。
先制トライなどで活躍した帝京大4年森寛大選手(21)は「菅平では理不尽とも言えるハードな練習にも耐えてきた」と充実した表情。群馬県長野原町から訪れた小学校教諭の篠原知洋さん(55)は「覚悟を決めて楕円(だえん)のボールを追いかける選手たちの姿に憧れる」と話していた。