道庁幹部会費でパーティー券購入 「部課長会」通じ、同意乏しく
北海道庁の幹部職員が所属する部署ごとに作る親睦団体「部課長会」が、メンバーの同意を十分に得ないまま、集めた会費で国会議員の政治資金パーティー券を購入していたことが10日、分かった。総務部など主要8部署それぞれの部課長会を代表し取材に応じた道職員は、少数で購入先を決めた事例があったと認めた上で「私的な団体で、直ちに法に抵触するわけではない」としている。 公務員によるパーティー券の購入自体は禁じられていないが、鈴木直道道知事は同日の記者会見で「誤解を招かないように適切に対応してほしい」と述べた。道による調査の必要性は否定した。