スイスの山奥みたいな暮らしができる…月5.5万円の別荘サブスク・SANUから山キャビンが登場
月額5万5000円で、憧れの別荘ライフを叶えるサブスクサービス「SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)」。 【全画像をみる】スイスの山奥みたいな暮らしができる…月5.5万円の別荘サブスク・SANUから山キャビンが登場 今年の夏から、山岳地域で展開する新型キャビンが登場する。
多面体構造で豪雪にも強い
新しくお目見えしたのは「SANU CABIN MOSS(モス)」というモデル。 シンプルながら美しいデザインは、木の実から着想を得たのだそう。 よく見ると分かるように、多面体で構成されている。この構造を採用することで、積雪や豪雨など厳しい自然環境にも耐えうるという。 そのため、白馬・ニセコ・南アルプスなど豪雪地帯を含む7つの山岳地域に展開予定のモデルとなる。
バルコニーとリビングがシームレスに
室内は、部屋のどこにいても窓先の自然が目に飛び込んでくる構造だ。 今までSANUが展開してきた建築モデルも、大きな窓があり自然を感じられる構造だった。 しかしMOSSでは、バルコニーとリビングが地続きな造りのため、屋外の自然と室内がよりシームレスに感じられるそうだ。 自然への没入感がさらに高まったと言えるだろう。
環境負荷も軽減
MOSSは、三角屋根が目印の従来型モデルと比較しても、地面に打つ基礎杭が細い。 こうすることで、土壌への負荷が減少し、周囲の生態系に及ぼす影響も最小限に抑えることができるようになったという。 また、これまでのモデル同様、木材をふんだんに使用する。 一般住宅の1棟あたりの木材使用率が14%なのに対し、MOSSでは45%に上る。さらに、銘木ながら国内需要の減少が課題視されている「北山杉」など、使用する木材は100%国産とのことだ。 厳しい自然環境に建設されるMOSSだが、施工期間は2週間と短いのも大きな特徴だ。 別荘サブスクとしての魅力はもちろん、自然の中の建築としてのあり方に今後も注目したい。
市川みさき