マカオ税関が中国漁船による活ロブスター密輸出事案1件摘発
澳門海關(マカオ税関)は8月3日夕方に会見を開き、中国本土の漁船による活ロブスターの密輸出事案を1件摘発したと発表。 税関によれば、同日、マカオ半島西部の内港一帯で監視を行っていた際、33号ふ頭に停泊していた1隻の漁船が密輸に関与している疑いが浮上したが、まもなく出航したため、すぐに巡視艇へ連絡し、27号ふ頭の沖合で当該船舶を停止させ、臨検を実施したところ、漁船内の隙間部分から輸出申告のない活ロブスター約185キログラム、市価約15万パタカ(日本円換算:約276万円)相当入りの箱が10個見つかり、船主1人と船員2人の身柄を拘束したとのこと。
船主と船員は27~53歳の中国人(中国本土居民)で、税関の調べに対して中国本土へ密輸出を企図したことを認めたが、何ら報酬は得ていないなどと説明したとのこと。税関は3人を対外貿易法違反で起訴するとともに、食材の入手ルート等について捜査を続けるとした。 漁船を使ったマカオから中国本土への食材密輸出事案については、今年(2024年)5月末にも摘発例があったという。