高校生災害対応学ぶ 福島県いわき市内のJRC委員 炊き出し実習に励む
いわき・相双地区高校青少年赤十字リーダーシップ・トレーニング・センターは2日、福島県いわき市の市生涯学習プラザで行われた。市内高校のJRC委員会委員らが非常炊き出し実習に取り組み、災害発生時の対応を学んだ。 いわき・相双地区高校青少年赤十字指導者協議会の主催で、毎年この時期にテーマを変えながら実施している。市内の高校6校からJRC委員会に所属する生徒26人が参加した。 午前中は開講式に続き、災害用非常食炊飯袋を使っての炊き出し実習に取り組んだ。日赤県支部組織振興課青少年赤十字指導講師の菅野勇一郎さんの指導の下、参加者が炊飯袋にコメと水を入れた後、市内の磐城一高に運び、炊き出し用の大鍋に沸かしたお湯に入れて炊飯した。炊飯した御飯は、レトルトのカレーや牛丼などとともに実食した。 その後、県点字図書館の金子久雄館長が「視覚障がい概論」をテーマに講義した。午後からは同図書館職員の指導で点字体験や白杖歩行体験に取り組んだ。
(いわき版)