「夢婚」として行われた結婚式＝天童市・県総合運動公園

　天童市の県総合運動公園で29日、山形市のともに会社員小松田恭平さん（30）、ひかるさん（28）夫妻の結婚式が行われた。新型コロナウイルス禍で式を挙げられなかった2人に、県内婚礼関係事業者による協議会が「夢婚」としてプレゼントした。会場はプロポーズの思い出の場所。両親や親族に感謝の気持ちを伝えた。 　夢婚は、山形ウェディング協議会（会長・早坂和男エルサン社長）が2017年から実施し、今回で9回目。挙式をプレゼントし、結婚の素晴らしさを広く伝えることが目的だ。2人は山形大地域教育文化学部で出会い、2018年に入籍。翌年に優陽（ゆうひ）ちゃん（4）が生まれた。結婚前に何度も訪れ、プロポーズの場でもある同公園で挙式を希望し、応募した。 　いこいの広場での人前式に約40人が出席。秋晴れの空の下、祝福を受けた。恭平さんは「思い出の場所での挙式に、涙が出るほどうれしい」。ひかるさんは「お世話になった人に感謝を忘れず、明るく楽しく過ごす」と誓った。