新しいフォルクスワーゲン ゴルフ発売開始へ──価格は300万円台半ばから
新しいインフォテインメントシステムなどを導入。 【写真を見る】新しいゴルフの細部など(17枚)
全車4気筒エンジン搭載へ
1月10日、フォルクスワーゲン ジャパンは、新しい「ゴルフ」の日本仕様を発表した。 現行モデルは2021年に国内販売開始された第8世代だ。新しいモデルは、シャープに刷新されたヘッドライトや新デザインのバンパー、イルミネーション付きエンブレムなどを採用したのが特徴だ。灯火類では、「Active Advance」およびテクノロジーパッケージ装着車に、ハイビームの照射距離が500mに拡大した「“IQ.LIGHT”」を設定する。 インテリアでは、新しいインフォテインメントシステム「“MIB4”」を搭載。12.9インチの大型タッチディスプレイを採用し、ディスプレイ下部にはバックライト付きタッチスライダーバーを設置。夜間でのエアコン温度設定や音量設定の操作性が改善した。さらにシステム演算処理性能の向上により、地図スクロールなどのレスポンスも向上。“MIB4”には音声による機能操作「IDA(アイダ)ボイスアシスタント」が搭載されており、インフォテインメントやエアコンなど多くの機能を、音声でコントロール可能となった。 パワートレインは、48Vマイルドハイブリッドシステムを採用する1.5 L eTSI 直列4気筒ガソリンエンジン(85kW/116psと110kW/150psの2種類を設定)に加え、デュアルAdBlue噴射機構「ツインドージングシステム」を備える2.0 L TDI直列4気筒クリーンディーゼルエンジン(110kw/150ps)を設定。さらにハッチバック伝統のスポーツグレード「GTI」には、最高出力が従来比20psアップした2.0 L TSI 直列4気筒ガソリンエンジン(195kW/265ps)がラインナップされる。 ちなみにこれまで「Active」には1.0eTSI、StyleとR-Lineには1.5eTSIが搭載されていましたが、新型からは3つのパワートレインで排気量は同じ1.5Lとなり、制御による出力違いユニットとなった。これによりActiveは直列3気筒エンジンから4気筒エンジンへアップグレードとなり、出力も4kW/20Nm強化された。 グレード展開は、「”Travel Assist”」やレーンキープアシストシステム「”Lane Assist”」、 レーンチェンジアシストシステム「"Side Assist Plus"」などの最新の運転支援システムを標準装備するエントリーグレード「Active Basic」から、専用エクステリアやシートを身に纏い、18インチアルミホイールを装着したスポーティグレードの「R-Line」まで、ハッチバックおよびヴァリアント(ステーションワゴン)それぞれ8グレードを設定。さらにハッチバックには伝統のスポーツグレード「GTI」を設定する。 価格は、ハッチバックが¥3,499,000から、ヴァリアントが¥3,639,000から。
文と編集・稲垣邦康(GQ)