ROEやPBRより効果的な「有力バリュー株」発掘の裏ワザ
国内の投資家にも浸透している「ROE」。さらに有効に投資に活用するには、どうすればいいのでしょうか(写真:Graphs/PIXTA)
投資先の銘柄を選ぶ尺度として使われるROE(自己資本利益率)。1990年代から外国人投資家の間でROEが高い企業が物色されるようになり、今では国内の投資家にもかなり浸透しているように思われます。 とはいえ、実際にはROEが高い銘柄を買えば高いリターン(投資収益率)が得られるというほど、投資は単純ではありません。ROEが高くても、すでに株価が割高にまで買われてしまっている銘柄もあるからです。 そこで今回は、ROEに、株価の割高・割安の尺度を見るPBR(株価純資産倍率)を合わせて用いる銘柄選別の方法を紹介します。筆者はこれを「PBROE戦略」と呼んでいます。2つの指標を効果的に融合した戦略です。
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吉野 貴晶