「形状記憶シャツ」ならアイロン不要?今までアイロンにかかっていた電気代はどれだけ節約できる?
アイロンがけは手間や時間がかかるだけでなく、電気代もかかります。特に、仕事で毎日ワイシャツを着ていく人だと、洗濯したらこまめにアイロンをかけなければならず、電気代が気になることもあるでしょう。 もし、今着ているワイシャツをノンアイロンの形状記憶シャツに替えた場合、電気代はどれくらい節約できるのでしょうか。形状記憶シャツと一般的なワイシャツの販売価格の差や、アイロンの電気代を節約する方法についてご紹介します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
1日10分アイロンを使用した場合の1ヶ月の電気代は?
アイロンの電気代は「消費電力(キロワット)×使用時間(アワー)×電気料金単価(円/キロワットアワー)」で計算します。 今回、電気料金単価は「公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会」が目安単価としている31円/キロワットアワーを使用しました。 消費電力は製品によって異なるため、カタログなどで確認が必要です。例えば、消費電力1000ワットのスチームアイロンを10分使用した場合の電気代だと、10分を60分で割って約0.17時間とし「1.0キロワット×0.17時間×31円/キロワットアワー=5.27円」となります。 1日約5.3円の電気代がかかることになるため、1ヶ月のうち平日(20日と仮定)のみ着用するワイシャツにアイロンをかけるとすると、約5.3円×20日=約106円の計算です。
アイロンなしの形状記憶シャツなら節約につながる?
上記の電気代を踏まえたうえで、形状記憶シャツと一般的なワイシャツの価格を比較し、どのくらいの節約になるのか計算してみましょう。 例えば、アイロン不要のシャツ1枚5980円(税込み)を5枚購入し、アイロンをかけずに着用する場合と、一般的なワイシャツ1枚3190円(税込み)を5枚購入して平日に10分アイロンをかけて着用した場合で比較してみます。 ・形状記憶シャツ:5980円×5枚=2万9900円 ・一般的なワイシャツ:3190円×5枚=1万5950円+アイロンの電気代1ヶ月(平日)約106円=約1万6056円 上記のように、平日に1日10分ずつアイロンをかけても、一般的なワイシャツの方が1ヶ月に1万3000円以上安く済む場合もあるようです。 また、ワイシャツの寿命は1~2年ほどといわれています。一般的なワイシャツを2年間着用したと考えると「3190円×5枚+アイロンの電気代2年分(約106円×24ヶ月=約2544円)」となり、2年で1万8000円以上の費用がかかります。それでも、形状記憶シャツを5枚購入してアイロンをかけない場合の方が1万円以上高くなる計算です。 ただし、形状記憶シャツにすることで家事の時短にはつながるはずなので、アイロンがけを負担に感じている場合は検討してみてもいいかもしれません。