女子ゴルフ・小林夢果、6アンダーで首位発進 新しいピアス&キャディーバッグに「テンション上がってました」
◇14日 女子ゴルフ ニチレイレディス第1日(千葉市若葉区、袖ヶ浦CC新袖コース) QT(予選会)からの今季、すでにシーズン終わりまでの出場権獲得を決めている飛ばし屋・小林夢果(20)=ヨコハマタイヤジャパン=が7バーディー、1ボギー66の6アンダーで首位に立った。気温が27度を超えたこの日「暖かくなってますます飛ぶ感じ」だという。同じく6アンダー首位に桑木志帆(21)=大和ハウス工業=がつけ、1打差の5アンダー3位に前週優勝の大里桃子(25)=伊藤園=と竹田麗央(21)=ヤマエグループHD=が続いている。 4つあるパー5を、小林夢果はまるですべてパー4のように制した。7番545ヤードで計測されたドライバー飛距離は何と307ヤードだった。 「あそこは今日イチか2で当たった」と話し、第2打はピンまで205ヤードを5番ユーティリティーで。グリーン奥にこぼしたが、15ヤードほどのアプローチで3メートル残したバーディーパットをしっかり決めた。 「あったかい季節になって、飛ぶ感じはありますね。暑いの好きだし、夏がチャンスかなと思ってます」。10番スタートだったこの日は、インコースを3バーディー、1ボギーの後、アウトに入って1、3番でバーディー。同組で回った堀奈津佳も「下部ツアーで回った時より余計に飛ぶようになっていました」と舌を巻いた。そしてこの7番、8番と連続バーディーを奪って今季アクサレディス、リゾートトラストレディスに次ぐ自身3度目の首位発進だ。 「ここまで15試合やってきて、初日にスコアを伸ばさないと2、3日目もいい感じで上がれないと思っていた。今日は4、5アンダーいければいいと思っていたら、ショットがついてくれたので…」と66にニッコリだ。 「今朝、マネジャーが新しいピアスを届けてくれた。あと今週はキャディーバッグも新しくなって、テンション上がってました」と無邪気に話す20歳。表彰台の一番上で輝くために、と名前の刺繡をピンクからゴールドに改めた。師匠ジャンボ尾崎に運動神経のよさを褒められたという小林が、ツアー初Vへ向け、大器のベールを脱ぎ捨てる。
中日スポーツ