デスクワークの間食には【ピーナッツ】が正解!その驚くべき栄養価とは|管理栄養士が解説
毎日パソコンとにらめっこ、1日中画面から離れられず、集中力も脳の疲れも限界。そんなハードなデスクワークをこなしている方のおやつには、ピーナッツ最適なのです!管理栄養士が、その理由とピーナッツの知られざる栄養についてお伝えします。 〈写真〉デスクワークの間食には【ピーナッツ】が正解!その驚くべき栄養価とは ■ピーナッツの驚くべき効能 ピーナッツは、中国で【長生果】ともよばれ、昔から老化防止、滋養強壮に良いといわれています。抗酸化作用が強く、若返りビタミンともいえるビタミンEが豊富に含まれているので、美肌効果も期待できます。また、血中コレステロールを低下させるオレイン酸や、身体をつくるもととなるタンパク質、腸内環境を良好にする食物繊維も豊富に含まれています。ピーナッツを習慣的に食べることで、まさに長生きに繋がるといってもいいでしょう。 ■なぜデスクワーク時のおやつに最適なの? ■■ビタミンB群が豊富 ピーナッツには、上記の成分の他に、ビタミンB1、B2といったビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は、炭水化物、タンパク質、脂質の三大栄養素をエネルギーに換えるサポートをする働きがあります。不足すると、効率的に栄養素がエネルギーに変換されなくなり、疲れやすくなったり、イライラしがち。また、脳にきちんとエネルギーを供給するように働きかけてくれるので、脳や神経の機能を維持するためにとても重要な栄養素です。長時間のデスクワークで頭も脳もクタクタになったときは、ぜひピーナッツと一緒に休憩することをおすすめします。 ■■脳の動きを活発にするレシチンが含まている レシチンとは、脳や神経の情報伝達に深く関わっている成分です。脳の伝達物質の生成を促して、脳の働きをサポートする大切な栄養素です。ピーナッツにはこのレシチンが豊富に含まているので、記憶力を維持したり学習能力を向上させる効果が期待できます。まさに脳のサプリメントというイメージですね。 ■食べる量の目安は?どんなピーナッツがおすすめ? ピーナッツは高エネルギーな食品なので、食べすぎには注意しましょう。1日10粒を目安にすると良いでしょう。市販の殻なしのものなら、ゴミも出ずにどこでも手軽に食べられます。薄皮部分には、【レスベラトロール】という老化を防止するポリフェノールが含まれているので、茶色い薄皮が残っている『薄皮付き』を選ぶようにしましょう。『素焼き』『素煎り』など油が入っていないもの、『無塩』にするとさらにヘルシーです。 コンビニや駅の売店でも購入できるので、明日からデスクワークのお供にぜひピーナッツを選んでみてくださいね。 【参考文献】 新しい栄養学(高橋書店) 1日1つで今より良くなるゆる薬膳。365日 池田陽子・著(JTBパブリッシング) 落花生/農を学ぶ JA ライター/やなぎかおり 特別養護老人ホームにて介護食の大量料理や栄養士業務を経験。働きながら管理栄養士の資格を取得。その後、中学校給食センターにて献立作成、給食管理、食育授業に携わる。結婚、出産を経て、ヘルスケア栄養指導士の資格を取得。子育てをしながら栄養に関する記事執筆を行っている。 協力/NS Labo
NS Labo(栄養サポート研究所)