【MLB】 スタントンが決勝弾 ヤンキースが接戦を制してロイヤルズに王手 明日にも地区シリーズ突破
地区シリーズ第3戦【ヤンキース3-2ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム
日本時間10月10日、ア・リーグの第1シード・ヤンキースと第5シード・ロイヤルズの地区シリーズは、1勝1敗で舞台をロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアムに移した。第3戦もこれまで同様のシーソーゲームとなり、ジャンカルロ・スタントンが8回に放った特大弾が決勝点に。3対2で勝利したヤンキースが2勝1敗でリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。 【動画】スタントンの特大決勝アーチ! ヤンキースがクラーク・シュミット、ロイヤルズがセス・ルーゴの両先発で始まったこの試合は、第1・2戦と同様に接戦となる。4回、ヤンキースは二死1塁からジャンカルロ・スタントンが二塁打を放ち、1点を先制。さらに5回にも一死満塁のチャンスから2番フアン・ソトが犠牲フライを打って2点目を入れた。その後も二死1・3塁でヤンキースは3番アーロン・ジャッジを迎える好機だったが、ロイヤルズ先発のルーゴがここは踏ん張り、センターフライに打ち取った。 直後の5回裏、ロイヤルズは二死から単打が出ると、9番カイル・イズベルが二塁打、さらに1番マイケル・マッシーが三塁打を放って2対2の同点に。広い本拠地カウフマン・スタジアムの特性、そして俊足を活かした攻撃で試合を降り出しに戻した。試合は均衡状態に陥ったが、8回再びスタントンが試合を動かす。レフトスタンドに飛距離127メートルの文句なしの一発を放ち、大きな勝ち越し点をヤンキースにもたらした。 逃げ切りを図るヤンキースは8回一死、打順が2番ボビー・ウィットJr.という局面から守護神ルーク・ウィーバーを投入。地区シリーズでは未だ無安打のウィットJr.がウィーバーから単打を放ち、ロイヤルズはチャンスメイクに成功。さらに4番サルバドール・ペレスも単打で続いて二死1・3塁にチャンスが拡大する。しかし、ウィーバーは後続を抑え、ロイヤルズは同点ならず。 ウィーバーは9回も抑え、ヤンキースが3対2で勝利。シリーズ突破に王手をかけて迎える明日の第4戦は、ヤンキースがゲリット・コール、ロイヤルズがマイケル・ワカを先発に立てている。