年収400万円ですが「ゴールドカード」の審査に落ちました。この収入では持てないのでしょうか?
ポイントやマイルの還元率がアップするなど、さまざまな特典が受けられる「ゴールドカード」ですが、そのような特典が目当てでゴールドカードを持ちたいと考える方もいらっしゃるでしょう。 しかし、ゴールドカードは一般カードよりも審査基準が厳しい場合があり、誰もが持てるわけではありません。 例えば年収400万円の人が審査に落ちた場合、収入が基準を満たさなかったことが原因なのかについて調べてみました。
年収400万円でもゴールドカードは持てる?
高年収の人がゴールドカードを持てるイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。株式会社NTTドコモが実施した「全世代のゴールドカード保有・利用に関する調査」によると、ゴールドカード所持者の年収の割合上位3位は以下の通りです。 ●200万円未満:39.6% ●400万円未満:23.2% ●600万円未満:17.2% 同調査から、400万円未満でゴールドカードを持つ人は62.8%もいることが分かります。ゴールドカード所持者の中には、専業主婦(主夫)や学生もいて、今や高年収の特別な人だけが持つものではなくなっているといえます。 ゴールドカードには審査がありますが、通過するための年収の目安は公表されておらず、一概に年収だけで判断できるものでもありません。年収400万円の方がゴールドカードの審査に落ちた場合、原因は年収以外にあるのかもしれません。
年収だけじゃない!? ゴールドカードの審査基準は?
ゴールドカードに限らず、クレジットカードを所持するには、カード会社が定める審査に通らなければなりません。クレジットカードの審査基準は機密事項とされていて、具体的な審査内容も各社で異なります。 基本的にクレジットカード会社各社は、入会時の審査において、さまざまな項目を総合的に判断することになっています。主な項目となるのは以下の2点です。 ・属性情報 属性情報とは、申込者の支払い能力を推測するための情報のことです。 これには年収も含まれますが、それ以外にも家族構成・住まい(賃貸か持ち家か)・居住年数・勤務先・勤続年数・雇用形態なども関係します。年収がそれほど高くなくても、勤務先や勤続年数から「返済能力がある」と判断されて、審査に通る場合もあります。 ・信用情報 信用情報とは、クレジットカードや各種ローンの申し込み・契約内容・支払い状況などに関する客観的な取引情報のことです。 クレジットカード会社は、信用情報が保管されている信用情報機関に照会することで、申込者の履歴や過去のトラブルなどを確認します。ここで問題が見つかると、支払い能力が疑われて審査に影響を与える可能性があります。