佐々木蔵之介、新境地舞台で神聖ローマ皇帝にいざ即位! 8・6から「破門フェデリコ~くたばれ!十字軍~」で主演、息子役に上田竜也
俳優、佐々木蔵之介(56)が8月6日に東京・渋谷のPARCO劇場で開幕する舞台「破門フェデリコ~くたばれ!十字軍~」(9月1日まで)に主演することが20日、分かった。神聖ローマ皇帝フェデリコ2世(1194-1250)の実像に迫る作品。対峙(たいじ)する息子、ドイツ王ハインリヒ役で初共演のKAT-TUN・上田竜也(40)らと壮大な物語を届ける。 蔵之介がキリスト教徒とイスラム教徒の戦争、200年にわたる十字軍の遠征を一滴の血も流さずに止めた偉人に扮し、平和への願いを届ける。 物語の舞台は13世紀の中世ヨーロッパ。神聖ローマ皇帝となったフェデリコ2世が、戦争を「文通」のみで停戦に導いた裏にある真実を描く。 3月末で前所属事務所を退所した蔵之介にとって移籍後初の舞台。オファー時の「フェデリコって誰!?」という段階から勉強を重ねた蔵之介は、ローマ教皇グレゴリウスに3度も破門されたフェデリコの人物像を「兎にも角にも破格に天才で狂人で悪魔のよう」と分析。「時代を変え、限界を超え、奇跡を起こした人たちの物語に挑みます」と熱演を誓った。 ローマ教皇と結託して父フェデリコに反旗を翻し、皇帝の座を奪い取ろうとする息子ハインリヒとの対立や確執も見どころ。父子の関係で初共演する上田は「舞台経験が豊富な方々に囲まれていい刺激の中、作品を楽しみたい。新しい世界へファンの方を連れていけるので震えて待っていて」とコメントを寄せた。 ★六角精児、那須凜ら演技派が集合 脇を固める共演者も演技派がそろった。十字軍の遠征に執念を燃やすローマ教皇グレゴリウスを六角精児(61)、世界の行く末を見守り続ける常闇の一族の末裔(まつえい)イザベルを那須凜(29)、フェデリコの心の友でイスラム君主のアル・カーミルを栗原英雄(58)が演じる。地方公演は9月7、8日に愛知、同11~16日に大阪、同21、22日に福岡で行われる。