ワン・ダイレクション、共同声明でリアム・ペインを追悼「彼と共有した思い出は永遠に大切にしていく」
メンバーのリアム・ペインが現地時間2024年10月16日にアルゼンチン・ブエノスアイレスのホテルの3階から転落死したことについて、ワン・ダイレクションが連名で悲しみを語った。 悲劇の翌日にインスタグラムに投稿された共同声明で、ハリー・スタイルズ、ナイル・ホーラン、ゼイン・マリク、ルイ・トムリンソンの4人は、揃って「リアムの訃報に打ちひしがれています」と綴った。 声明は、「時が経ち、皆がそうできるようになったら、もっと多くを語ることができるでしょう。ですが今は、心から愛した兄弟を失ったことを悲しみ、喪失感を整理する時間をいただきます。彼と共有した思い出は永遠に大切にしていきます」と続く。そして、「今は、彼の家族、友人、そして私たちと共に彼を愛してくれたファンのことを思っています。彼がいないととても寂しいです。愛しているよリアム」と締めくくられている。 リアムは、転落による複数の外傷と出血により現地時間午後5時7分頃に死亡したことが、最近の予備的な検死で確認された。地元当局は、当時彼が酔っていたとみており、現場に到着した際には彼の部屋から麻薬とアルコール飲料とみられる物質が発見された。リアムが死亡する直前、ホテルのマネージャーが“薬物とアルコールで泥酔し、部屋全体を破壊している”宿泊客がいると緊急通報していた。警察が到着した時点でリアムはすでに部屋のバルコニーから転落し、その怪我により死亡していた。 リアム、ハリー、ナイル、ゼイン、ルイは、2010年に『Xファクター』で初めて出会い、審査員のサイモン・コーウェルとニコール・シャージンガーによってボーイズ・グループとして一緒に活動することになった。その後6年間活動を続けたワン・ダイレクションは、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で首位を4回獲得、同ソング・チャート“Hot 100”で6曲のTOP10ヒットを達成し、数々のソールドアウトのワールド・ツアーを敢行したが2016年に活動を休止した。 その後、5人全員がソロ活動を開始した。解散後にメンバー同士の関係がぎくしゃくすることもあったが、近年は5人が互いを支え合う関係が強まっていたようだ。リアムは亡くなる2週間前、アルゼンチンでナイルのコンサートを観覧していた。 バンドの声明に加え、ルイは17日に自身のインスタでリアムへの個人的な追悼の意を述べた。リアムとの懐かしい写真を共有しながら彼は、「僕に言わせるとリアムはワン・ダイレクションの最も重要なメンバーだった。幼い頃からの経験、絶対音感、ステージでの存在感、作詞作曲の才能。そのリストは続く。僕たちを形作ってくれてありがとうリアム」と添えた。