笠井信輔アナ（2022年撮影）

　元フジテレビでフリーアナウンサーの笠井信輔（61）が7日、ブログを更新。米大統領選で共和党のトランプ前大統領の勝利が確実となったことについて解説した。 【写真】集会会場で妻メラニアさんとキスするトランプ前大統領 　笠井アナは「アメリカのメディアも想像していなかったトランプの“圧勝”」に言及。「日本にいると『なんであんなお騒がせな人をまた大統領に選ぶの？』と思うかもしれません　人種差別的　協調外交も無視　保護政策によって高い関税を課す　地球温暖化も関係ない…　独善的な一国主義に国際社会は困惑してきたからです」と、トランプ氏の勝利に疑問を抱く人々の胸中を推し量った。 　その上で、「しかし、アメリカ国民は、海外からの評価以上に直面してる問題がありました　『今のバイデン政権になって、生活は非常に耐えられないくらい苦しくなった』というアメリカ人が本当に多い」と説明。「歴史的物価高による生活苦が日本の比ではないアメリカ　もうこんな生活から抜け出したいと考えるアメリカ国民は、民主党には投票しないでしょう」と推測し、「民主党支持者でさえ『トランプ時代の方がまだ幸せだった』ですから　アメリカのことだけを考える大統領に『生活を良くしてほしい』と期待をかけた結果とも言えます」と分析した。 　また、「アメリカに根強い女性差別感情が存在する」という側面が今回の選挙で浮き彫りになったと指摘。「特に黒人男性たちが、『女には投票しない』と答える報道をみて、黒人の代表者でもあるハリス氏が『女性だから大統領にふさわしくない』と考える　非常に根が深いと感じました」との印象を述べた。 　そうした課題を抱えたハリス氏の健闘を称えた上で、「共和党支持者の興奮と民主党支持者の落胆を見ていると　今回の大統領選挙は今後どれほどのアメリカ国民の分断と対立を生むのでしょうか？　ノーサイドとはいかない気がするのです」と懸念を示し、「トランプ大統領は、アメリカのためだけの政治にまい進して、これからどうなってゆくのか？　『またトラ』これが日本の経済、外交、安全保障問題にも大きく影響するのは皆さんもおわかりだと思います　注目しないといけないですね」とつづった。