別海高野球部 鹿児島合宿へ出発
第96回選抜高校野球大会(日本高野連など主催)に21世紀枠で初出場する北海道の別海高校野球部が16日、鹿児島市で行う合宿に向かった。実戦に近い土のグラウンド環境に慣れるための遠征で、移動日を含め26日まで10泊11日間、遠く九州に出向いて連係などを確認する。 この日、中道航太郎主将や堺暖貴、寺澤佑翔両副主将ら部員19人は、午前の定期試験を終えてからバスで中標津空港に出発。午後1時30分すぎに到着すると、ロビーで島影隆啓監督から航空券をもらい、各自道具の入った荷物を抱えて、引き締まった表情で搭乗手続きのゲートを通っていた。 鹿児島には引退した3年生も帯同し、土の上での守備や打撃の感覚を確かめる。島影監督は「選手たちは地区大会から人工芝での試合しか経験していないので、まずは土に慣れることが目的。けがをしないように練習したい」と話していた。 鹿児島合宿の最終日には北海道代表の北海高校(札幌)と共に道庁を表敬する。3月にも1週間の関東遠征を予定している。大会は3月8日に組み合わせ抽選会が行われ、18日に阪神甲子園球場で開幕する。