豪はメタに記事対価支払い強制を、ニューズ幹部 規制強化も提案
[キャンベラ 5日 ロイター] - ニューズコープのオセアニア部門幹部マイケル・ミラー氏は、オーストラリア政府は米メタ・プラットフォームズにフェイスブックに表示されるニュース記事への対価を支払うよう強制すべきと主張した。ソーシャルメディア企業全般に対してより広範な規制を課すべきとの考えも示した。 メタは3月、ニュース記事に対する豪メディアへの対価支払いを停止すると発表。豪政府は現在、それを強制する2021年の法律を適用するかどうかを検討している。 ミラー氏はキャンベラでの講演で「メタはニュースメディア交渉法の下、誠実に協議に臨まなければならない」と主張。 「合意があったのに、メタはほごにした。メタには契約を更新し、法律を尊重する義務がある」と語った。 また、ソーシャルメディアが精神衛生に与える影響や、詐欺や女性差別などの社会悪を増幅させていることも批判。メタやTikTok(ティックトック)、Xなどのテック企業を対象に、豪国民を保護するための規制の枠組みを作るよう提案した。