NEXCO隊員が驚いたのは“仮設トイレ”…高速道路でほぼ毎日見つかる『落下物』命に関わる事故起こす危険性も
2022年度、NEXCO中日本管内で回収された落下物は5万6000件以上。内訳としては、プラスチックやビニール類に、タイヤといった自動車部品類のほか、木材や工事現場の足場となる金属部品が多いという。
回収した落下物の中には特に驚いたものもあったという。 仲西隊長: 「仮設トイレが落とされて、現場に向かったことがあります。ロープで多分固定していたと思うんですけども、外れちゃったんですかね。事故が発生しなかったという点ではよかったと思います」
落下物による事故はNEXCO中日本管内だけでも、年間1300件を超える。
■命に関わる事故に繋がる可能性も 落下物への対策は
また、物流業界で人手不足が深刻化するいわゆる「2024年問題」が懸念されているが、仲西隊長は一度に運ぼうとした「積み過ぎ」が落下の1つの要因かもしれないと話す。 道交法では落下を防止する義務が定められていて、落下物は落とした人の責任になる。
落下物は、命にかかわる事故を引き起こす危険性もあるが、対策は…。 仲西隊長: 「まずはしっかりと積み荷がつまれている点検を事前にしていただくということ。あとはロープとかシートとかできっちりと覆っていただく」 Q.後続車の対策は? 仲西隊長: 「まずは車間距離を空けて頂くということですね。高速道路を100キロで走っていれば、100メートル開けて頂く。80キロで走っていれば80メートルくらい空けて頂くということが。もっと大きな事故が起こるかもしれませんので、急ハンドルと急ブレーキはお控えいただきたいと思います」
2024年2月9日放送