インプレッサ22B、F40、M2 1001…… 「残存数1台」の超希少車も! あの限定車の行方2013年版
【番外コラム】プレミアがつく・つかないの分岐点
プレミアがつくかつかないの分岐点は、いろいろな条件が重なり合っているが、人気モデルであること。これが最低限条件。 そのほか数が少ない、古いことも重要。なぜならこれらの要素を満たすものは入手困難だから。どんなにお金をかけてでも手に入れたい、と思えば必然的にプレミアムがつくのだ。 そのいっぽうで、"琴線に触れる要素がある"というのも非常に重要になってくる。 これは別にクルマ好きの琴線に触れる、という意味ではない。どんな人が興味を持つかわからないから。例えば、有名画家がボディペインティングをやったとかいえば、クルマ好きはノーマークでもいくら出してでも買う、というその筋の人は存在。 ラリー好きなら、"ホモロゲ取得モデル"と言われただけで欲しくなるというもの。 著名人が以前所有していた、というのに価値を見出す人もいる。 いわゆる"バックボーン"があることが必要で、これがあるなしでモノの価値はぜんぜん変わってくるのだ。 これらの要素は、単独よりも複合したほうがプレミアム性が高くなるのは言うまでもない。 ●セナの所有したNSX 伝説のF1ドライバー、A・セナが生前所有していたホンダNSXがオークションに出品されている。セナ財団ではなくある個人の出品だという。セナは自ら3台のNSXを所有していたというが、このNSXはその1台で1993年式。ボディカラーはブラックで5万km。完全なオリジナル状態を保っている。締め切りの関係で落札価格をお伝えできないが、熱狂的なファンを持つセナだけにかなり高額になるのは間違いないだろう。 (写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)