熊本の秋の夜をろうそくの灯りで彩る『熊本暮らし人まつり みずあかり』が１２日と１３日、熊本市中心部でありました。花畑広場など会場一帯は、竹灯籠の優しい灯りで幻想的な雰囲気に包まれました。 ２００４年から開催されている『熊本暮らし人 まつりみずあかり』。１２日は熊本市中央区にある花畑公園で神事が執り行われ、関係者が「竹ぼんぼり」のろうそくに点火しました。 『熊本暮らし人 まつりみずあかり』は灯籠の制作から運営まで全て市民ボランティアによってつくられているイベントです。 今年は約２５００人が参加しました。 花畑公園や花畑広場には、園児たちが思い思いの絵を描いて制作した三角灯籠 約１３００個が並びました。 【三角灯籠を作った子ども】 「楽しかった」 「きれい」 「家族の絵」 【母親】 「＜家族で夏、遊んだ時の思い出の絵を描きたい＞と言いながら、時間をかけて描いていたので、初めて見て思い出がよみがえり、とてもうれしい気持ちになった」 【来場者】 「毎年来ている。素晴らしいと思う」 市民会館前の通りには熊本城をバックに竹灯籠が並べられ、幻想的な雰囲気に包まれました。 【来場者】 「火をつけさせてもらった。つけていくたびに灯りが増えてめっちゃきれい」 「きれい」 「本当に美しいと思う。日本の素晴らしいところが大好きで日本に来ることを楽しみにしている」 熊本城長塀前の坪井川では、水面に浮かぶ『浮き灯籠』が辺り一帯をゆらゆらと照らしていました。 熊本の秋の夜を彩った、約２万個の優しいろうそくの灯りに、今年も多くの人が魅了されました。