第１日　１８番でバーディパットを決め、声援に応える仁井優花

◇１７日　女子ゴルフ　マスターズＧＣレディース第１日（兵庫県三木市、マスターズＧＣ） 　現在ポイントランク５０位とシードのがけっぷちにいる仁井優花（２２）＝エレコム＝が７バーディー、１ボギーの６６で回り、首位と１打差の６アンダーで３位発進した。来季シードだけでなく初優勝をゲットするチャンス到来だ。 　仁井の最終１８番、６番アイアンの第２打はピンに当たってカップ脇５０センチに止まった。「１４番のパー３と同じくらいの距離だったので、イメージしやすかった」。タップインでバーディーフィニッシュ。「前半は１０パットだったし、ポジティブな感じでリズムよく回れました」という。 　昨シーズン、ポイントランク２７位で初めてシード権を獲得した。だが、今季は前週まで出場３０試合で予選落ちが１１試合。ポイントランクはシードぎりぎりの５０位と苦しんでいる。「この４日間大会でしっかりポイントを稼ぎたい」。ショットが思うようにならず「ミスが出ることばかり考えてネガティブになっていた」と反省する。 　前週、ジュニア時代から仲がよく「みゆちゃん」と呼ぶ山下美夢有が今季初Ｖを飾り、その優勝キャディー・藤野圭祐さんが今週の相棒。「トップでやっている選手たちはネガティブな気持ちはない、って話を聞いた。だからポジティブな考えでプレーすることが今週の課題でもあります」とシード確保だけでなく、ツアー初Ｖを狙いにいく。