1年切った「大阪・関西万博」現地で感じた温度差 街中では賛否両論の声、産業界の受け止め方
「万博が開催される2025年、そしてそれ以降も、大阪・関西の都市魅力向上のため、さまざまな分野での活動に取り組んでいきたいと考えています」(福島氏)。 万博開催による瞬間的な経済効果だけなく、そこで示された“未来”を現実社会にどう落とし込んでいき、地域の経済と文化の発展および、よりよい社会の醸成へとつなげていくか。将来を見据えながら、すでにいろいろなプロジェクトが動き出している。 今回のシンポジウムとワークショップは、そこにつながる1つ。実際に体験することで興味を持ち、積極的に学ぶようになる子どもたちの姿が印象的だった。万博は目に見えない大きなものを来場者の心に残すイベントであり、それは子どもたちが担う未来の社会にも還元されていくように感じられる。
武井 保之 :ライター