週末サッカー旅で父子の愛が深まる 『ぼくとパパ、約束の週末』日本版ポスター&場面写真
11月15日より公開されるドイツ映画『ぼくとパパ、約束の週末』の日本版ポスタービジュアルと場面写真が公開された。 【写真】『ぼくとパパ、約束の週末』場面写真 本作は、自閉症の10歳の少年・ジェイソンとその家族が「好きなサッカーチームを見つけたい」という彼の願いを叶えるべく、週末旅をする人間ドラマ。監督は、『白バラの祈りゾフィー・ショル、最期の日々』で第55回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し、『5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生』を手がけたマルク・ローテムントが務めた。 10歳のジェイソンは、パパとママと妹、そして大のサッカー好きのおじいちゃん、おばあちゃんたちと暮らしている。特別な感性を持ち、思ったことをすぐ口にしてしまうジェイソンは、幼い頃から自閉症と診断されていた。生活に独自のルーティンとルールがあり、それらが守られないとパニックを起こしてしまう。ある日、クラスメイトから好きなサッカーチームを聞かれたのに答えることができなかったジェイソンは、自分の目で56チームぜんぶを直接見て好きなチームを決めたいと家族の前で言い出す。こうして、多忙なスケジュールをやりく りしてドイツ中のスタジアムを巡る約束をしたパパとジェイソンとの週末の旅が始まった。ジェイソンのチーム選びのルールは8つ。何があっても最後まで観戦する、サポーターの席に座る、地味なシューズ、広告が控えめ、ネオナチのサポーターは禁止、残念なマスコット禁止、環境や持続可能性の重視、選手が円陣を組まないこと。強いこだわりを持つジェイソンは、果たして推しチームを見つけることが出来るのか? 父親のミルコ役を『100日間のシンプルライフ』のフロリアン・ダーヴィト・フィッツが演じ、難しいジェイソン役でセシリオ・アンドレセン、父子の旅を優しく見守る妻役でアイリン・テゼルらが出演した。 公開された日本版ポスタービジュアルは、本国ドイツ版を踏襲し、仰向けでグラウンドに寝転がる父子が描かれている。推しチームを見つける旅を通して、将来への希望を抱きはじめたジェイソンの視線は空を見つめている。一方、ジェイソンの夢を叶えたいと願うパパの視線はまっすぐにジェイソンへと注がれている。 あわせて公開された場面写真には、ミルコとジェイソンが一緒に旅をする様子やそれを応援する家族、そして父子が訪れたサッカースタジアムなどが捉えられている。
リアルサウンド編集部