[山口県]防府「プリズムストリート」開通 市街地南北一体のまちづくり加速
防府市が中心市街地の南北を1本につなぐ道路の一つとして拡幅などの整備を進めた市道栄町藤本町線「プリズムストリート」が16日、開通した。市と防府商工会議所の共催による開通式が現地であり、関係者や市民らが歩き初めをして完成を祝った。 プリズムストリートは、JR防府駅東側の防府商工高校前からルルサス防府のそばを通って北側の旧国道2号までの南北を1本の道路で結ぶ延長約560メートルで、一部区間が狭く通行しにくかったため、防府商議所などからの要望を受けた市が用地を取得して拡幅するなど1本の通りに整備した。愛称は商議所の公募で決まり、「それぞれのお店や人が光り輝く希望の道になってほしい」との願いが込められている。 式典で池田豊市長は市街地を線路で南北に分断していたJR山陽線が高架化されて30周年なることに触れ、「この道路の開通により南北が一体となったまちづくりをさらに加速させなければならない」、防府商議所の羽嶋秀一会頭は「この道路を基軸に民間活力を注いで中心市街地の活性化、まちのにぎわいの創出に取り組む」と述べた。 関係者によるテープカットの後、天神おんな神輿(みこし)による「幸せますみこし」を先頭に市民らが歩き初めをして通行を開始した。